旗の台のカフェ「ねこのしっぽ」 ~焼菓子についてパート2~

2018/04/10
マドレーヌとフィナンシェ

旗の台のカフェ「ねこのしっぽ」 ~焼菓子についてパート2~

 

 皆さま、こんにちは。

「さくら」「桜」と言っている間に、すっかり葉桜になってしまいましたね。春は風も強い日が多いし、寒暖差も激しく、特に花粉症の方にとってはイヤな季節だと思います。ここ「カフェねこのしっぽ」でも風の強い日は、どこからともなく店頭にビニール袋やら、ゴミやらが飛んできて、外を掃き掃除して入ってくるとまた、みたいなことが頻繁におこっています。

あっ、ひとつご報告が、カフェの前に置いている寄せ植えのお花が「春バージョン」に衣替えしました。やはり目につくところに「花」があるのは気持ちが良いですね。癒やされます。

ところで、前回のブログで、焼菓子には、さまざまな種類があり、また一つひとつに「由来」や「歴史」があり、これらの材料はほとんど同じなのに、「分量」や「配合」「製法」などを少しずつ変えて作られています。「焼菓子」それは、とても奥が深く、魅力的なお菓子なのです。

とお話ししました。

それでは、具体的に私たちがよく知る「マドレーヌ」と「フィナンシェ」は、どのような違いがあるかご存じですか? 風味がよく似ているので、今まであまり意識せずに召し上がっていたのではないでしょうか。

「マドレーヌ」も「フィナンシェ」もフランス発祥のお菓子です。そしてどちらも「バターケーキ」に分類されます。

まず、材料ですが「マドレーヌ」は・・・薄力粉、全卵、砂糖、バター、ベーキングパウダー、が主な材料です。

「フィナンシェ」は・・・薄力粉、卵白、砂糖、バター、アーモンドプードルが主な材料になります。

マドレーヌは、卵全部を使うのに対し、フィナンシェは、卵の白身だけを使います。また、バターは、マドレーヌは、バターを溶かした「溶かしバター」を使うのに対し、フィナンシェは、バターを焦がした「焦がしバター」を使います。

そして「マドレーヌ」は、材料を混ぜていく際に、空気を含ませるように混ぜるのに対し、「フィナンシェ」は、空気をなるべく含ませないように混ぜていきます。

いずれもしっとりとした焼き上がりが特徴的ですが、卵白とアーモンドプードルを多く用いるフィナンシェは、外側がさっくりと軽い食感であるのに対して、マドレーヌはふんわりとした柔らかい食感になります。

そして、気になるカロリーは、お店によって差はあると思いますが、大差はないようです。

いかがでしたでしょうか? この両者を今度召し上がる時は、ちょっと意識してみてください。

また機会がありましたら、似たもの同士の違いについてお話しさせていただきます。

例えば、「マフィン」と「カップケーキ」や、「クッキー」と「ビスケット」の違いはいかがでしょう。

 

                  Yoshiko & Megumi

 

「おいしい」と「楽しい」が広がるカフェ Baked Sweets Cafe ねこのしっぽ

住所:〒142-0064  東京都品川区旗の台6丁目24-12

TEL:03-6426-4919

E-mail:info@bsc-nekonoshippo.com

営業時間:11:00~19:00

定休日:毎週日曜日・第2月曜日

    ※なお、第4月曜日は15:00までの営業とさせていただきます。

*中原街道沿い、荏原消防署旗の台出張所隣りです。

 お車でお越しの際は、近くのコインパーキングをご利用ください。