旗の台のカフェ「ねこのしっぽ」 ~焼菓子についてパート3~

2018/04/13
パウンドケーキ

旗の台のカフェ「ねこのしっぽ」 ~焼菓子についてパート3~

 

 皆さま、こんにちは。

前々回のブログで「マドレーヌ」と「フィナンシェ」は、どのような違いがあるか。を書きました。今回は、ここ旗の台の焼菓子の店「Baked Sweets Cafeねこのしっぽ」のメインの焼菓子としている「パウンドケーキ」について書きたいと思います。

パウンドケーキはイギリス発祥のケーキです。そして「マドレーヌ」や「フィナンシェ」と同じバターケーキの一種になります。

小麦粉・バター・砂糖・卵 をそれぞれ1ポンドずつ使って作ることから「パウンドケーキ」と名付けられました。

フランスでは「カトル・カール」といい「四分の四」の意味で、これも「小麦粉」「バター」「砂糖」「卵」の4つを同量ずつ使うことに由来しています。

1ポンドは=約453g、かなりヘビーな大きなケーキだったと想像できます。この大きなケーキを昔は数家族で分けて食べていたんだとか・・・。時代と共に材料やサイズが改良されましたが、名前だけは当時のまま残りました。

イギリスでは18世紀初頭に、この種のケーキを膨らませる技術の過渡期であり、新たに登場した卵で膨らませるケーキの中でも「パウンドケーキ」は定番として定着したそうです。

初期のレシピは材料を撹拌するための時間が、現代では考えられないくらい長時間に設定されているレシピも珍しくなかったそうです。材料費もイーストを使用したケーキに比べ高価だったことから、上等なケーキとされていたそうです。

また、1900年代から使用されるようになった「ベーキングパウダー」や「重曹」のおかげで、ずっしりと重い食感から、ふわっと軽い食感に変わりました。

基本の生地があれば、いろんな味のバリエーションが楽しめるのもパウンドケーキの良いところです。シンプルなパウンドケーキも美味しいですが、ドライフルーツやナッツを入れたい、リキュール酒やエッセスで香り付けをしたり、アメリカ南部のソウルフードのパウンドケーキのように「サワークリーム」を入れてコクとしっとり、リッチな味わいも楽しめます。

そして、「パウンドケーキ」は冷凍保存が可能です。スライスして1つずつラップして冷凍庫へ。食べたい時に、レンジで”チン“すれば、おやつにデザートにパウンドケーキがたべられますよ!! お試しあれ!!

 

                  Yoshiko & Megumi

 

「おいしい」と「楽しい」が広がるカフェ Baked Sweets Cafe ねこのしっぽ

住所:〒142-0064  東京都品川区旗の台6丁目24-12

TEL:03-6426-4919

E-mail:info@bsc-nekonoshippo.com

営業時間:11:00~19:00

定休日:毎週日曜日・第2月曜日

    ※なお、第4月曜日は15:00までの営業とさせていただきます。

*中原街道沿い、荏原消防署旗の台出張所隣りです。

 お車でお越しの際は、近くのコインパーキングをご利用ください。